百均の中ではダイソーの米びつケースか透明収納ケースが小型ヤモリの飼育ケースに向いていると評判ですが、以前は米びつケースを加工したので今回は透明収納ケースを加工してみました。

サイズは28cm×19cm×14.5cmと、いわゆる小動物用の有名なレプタイルボックスより1〜2cm小さい程度のサイズ。小さいダイソーでは見かけず、大きめのダイソーにならわりと置いているようです。
1:アクリルカッターで蓋を上下に分断
透明収納ケースは蓋が完全に外れる仕組みのため、蓋の下部分は固定して上部分を開閉出来るようにしましょう。

このアクリルケースはわりと薄いので途中で割れないようにキレイに切断するのが意外と大変です。うまく割れるまでアクリルカッターで慎重に削っていきましょう。(筆者は端っこを少し失敗しました)
2:蓋の下部分はアクリル用ボンドで固定
うまく切断できたら、蓋の下部分は外れないようにアクリル用のボンドで固定しましょう。

ダイソーの接着剤でも多分問題ないでしょう。ポレスチレン対応ならOKです。水が隙間から漏れないようたっぷり塗ってしまいましょう。
3:今回は上下に開閉するギミックに
加工している参考のサイトや動画だと蝶番を使って開閉する仕組みが多いですが、隙を見せると脱走しかねない小型ヤモリ相手なので調整して少しづつ開けられるように、今回は上下に開閉するスライド式にしてみました。

このように上蓋が外れないような器具を両脇につけます。蓋の表面の端には微妙に段差があるので、全面が擦れて傷だらけになることはないのでごあんしんです。
器具のサイド部分の高さ調節には鉢底ネットの切れ端を使いましょう。
4:ダイソー式スライダーケースの完成(仮)
そんな感じで上下に動くギミックをつけつつ、ストッパーとして磁石をつけてみました。

まぁこれは磁力が弱かったのか蓋を空中で固定するのは無理でしたが…蓋が完全に抜けるのを防げます。場合によってはしないほうがいいのかもしれません。まぁ一応。
5:換気用の空気穴を開けていく
ひとまずケースとしての体裁を作りましたが、このままではまだ生物を飼う環境ではありません。インパクトドライバー等を使って換気のための空気穴を開けていきます。

天井や側面などに多数の穴を開けて風通しをよくしていきます。これもまたアクリルケースが割れないよう慎重にしましょう。筆者は下手くそなので細かいひび割れや傷が多数ついてしまいました。ぶきっちょにはアクリルケースの加工はハードルが高いですね。。。
6:奥に鉢底ネットを貼って完成
一番奥の壁にはヤモリが貼り付けるように鉢底ネットを接着します。

ヤモリが驚いた時の逃げ場にもなります。これで蓋を開けたときにも、奥に貼り付いたままで手前に飛び出してくる確率が減ることでしょう、多分。恐らく。
では楽しいヤモリライフを!